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理学療法士 訪問看護ステーション

リハビリテーション
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こんにちは田中です。

今回は訪問看護ステーションの業務についてです。

僕は今まで2か所の訪問看護ステーションに理学療法士として勤めてきました。

そのうちの1つは立ち上げから関わりました。

訪問看護ステーションは個人で立ち上げることが可能で、近年、理学療法士の働き方としても注目されています。

また、最近では病院で長期療養が難しく、在宅でリハビリを受けることも増えています。

そのため、訪問看護ステーションの数は急激に増えており、新規事業所も毎年何百とあたらしいステーションが増えています。

ここでは最近増えてきている訪問看護ステーションでの働き方や年収、一日の流れをみていきたいと思います。

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訪問看護ステーションとは?

施設基準

ⅰ)事業所の設置
専用の事務区画であることが必要です。その他にも面談室、倉庫、洗面所、洗濯場、感染予防のための汚物処理室や消毒のためのスペースなどの確保が必要です。駐車場も必要です。

ⅱ)備品、物品の準備

事務機器、事務用品、訪問時に必要な物品、移動手段の車両、衛生材料や薬品等を準備します。

ⅲ)職員の確保

人員基準では看護職員(保健師、看護師又は準看護師)を常勤換算で2.5人配置が義務付けられています。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士も必要に応じて配置します。


この中で特に重要となるのが、看護職員の確保です。

訪問「看護」ステーションと言われるので、看護師さんがいるステーションということですね。

リハビリは看護師さんのステーションのおまけみたいなものだと思ってください。

先にもあげましたが最近は訪問看護ステーションがたくさん新設されています。

しかし、新しく出来るのと同じくらい倒産しています。

訪問看護ステーションの倒産する多くは看護職員の人員基準が満たせなくなったことが原因です。

そのため、信用できる看護職員の確保や長期にわたって務めることができる職場環境作りが必須になります。

逆に言えば看護師さんの人員基準を満たすことができれば比較的安易に訪問看護ステーションは開設できます。

訪問リハとの違い

訪問看護ステーションからのリハビリと訪問リハビリはどう違うのという質問を受けることがあります。

その違いは経営母体にあります。

訪問リハビリは基本的に経営母体が医療法人の病院になります。

そのため、母体の病院の受診をしてから訪問リハビリの指示が出ることが多いです。

お医者さんがついているイメージですね。

利用者さんは月に1回程度、書類を書いてもらっているお医者さんの受診が必要です。

一方、訪問看護ステーションは施設基準を満たせば個人での経営が可能です。

訪問看護ステーションはお医者さんはいないので、利用者さんはかかりつけ医や書類を書いてもらえる先生の受診が必要です。

また、看護師さんの定期的な訪問が必要になります。

訪問リハビリはお医者さんがついているイメージですが、訪問看護ステーションからのリハビリは看護師さんがついているイメージですね。

訪問リハビリも訪問看護ステーションからのリハビリも内容は大きく変わりありません。

いずれも、介護保険を利用し、ケアマネジャーさんがつくる居宅計画(利用者さんごとにつくられる計画)に組み込んでもらうことになります。

なので、いずれにしてもリハビリを受けたいときにはケアマネジャーさんに相談する必要があります。

料金も大きくは変わりありません。

給与

一般的に病院の給与に比べると訪問看護ステーションでの勤務の方が給与が多い傾向にあります。

訪問看護ステーションによっては歩合制をとっているところもあります。

1件いくらや既定の件数を越えると歩合がついたりと、その形態は様々です。

歩合がつくので働けば働くほど給与が上がると、うたっている訪問看護ステーションもありますが、これは注意が必要です。

働けば働くほど給与が上がるということは訪問件数がなければ給与が上がっていかないということです。

仕事がたくさんもらえる訪問看護ステーションであればいいのですが、1日の訪問件数が少ないような訪問看護ステーションだと給与が上がらない事も考えられます。

祝日や休みが増えると給与も下がる可能性もあります。

勝手な僕のイメージだと訪問での給与は350万~450万くらいかと思います。

しかし、これは現場で働く職員のイメージです。

訪問看護ステーションの管理業務(管理者は看護師しかなれませんが、所長は理学療法士がしても問題ありません)を担えば給与はもう少し良くなります。

管理職として働く場合には450万~といったイメージでしょうか。

もちろんその訪問看護ステーションの運営状況にもよるので一概には言えません。

また、自身が訪問看護ステーションを経営するという選択肢もあります。

自分が経営者になれば給与は大幅に上がる可能性もあります。

休み

訪問看護ステーションでは土日休みで祝日勤務のところが多いです。

病院のリハビリと違って、家でのリハビリは1週間のスケジュールが決まっています。

週に1回リハビリを受ける人も多いため、祝日を休みにしてしまうと月曜日の利用者さんは休みが多くなってしまいます。

そのため、祝日を勤務とする訪問看護ステーションが多いのではないかと思います。

一日の流れ

1日の流れは

朝8:30~ 朝礼

 9:00~訪問開始

 12:00~13:00お昼休み

 13:00~17:00訪問

といった流れが多いです。

訪問看護ステーションによっては直行・直帰も可能なところもあります。

直行・直帰は働きやすい一方、他の人との情報交換が行いにくくなってしまうといったデメリットもあります。

就業時間は17:00か18:00のところが多い印象です。

1日5~8件訪問する事が多いです。

訪問の時間については40分で提供する事が多く、40分リハビリ→20分移動(車・バイク・自転車)で回ることが多いです。

天気が良くて気候のいい日はいいですが、夏の暑い日や冬の寒い日もあるため体力的に厳しい面もあります。

今後について

現状、訪問看護ステーションは増えている傾向にあります。しばらくこの流れは今後も続いていくと思われます。

その中で、いろいろな特色をもった訪問看護ステーションが登場しています。

多いのが、リハビリに力を入れていますといった訪問看護ステーションです。

経営者が療法士の訪問看護ステーションに多いです。

この療法士が多い訪問看護ステーションですが、現状では、問題ありません。

しかし、介護保険の改訂に伴い徐々に減らされる可能性があります。

実際に以前は看護師さんの訪問は必須ではなく、療法士が単独で訪問出来ていたものが、今は定期的に看護師さんの訪問を入れなさいと制度が改定されています。

今後もこの流れは加速すると考えられ、療法士の多い訪問看護ステーションは看護師さんの訪問回数を上回ってはいけないといった制度も出てくるかもしれません。

そうなると、一気に困る訪問看護ステーションが出てくる可能性もあります。

制度改定は3年に1回あるので、制度の改定に注目ですね。

その他には精神に特化した訪問看護ステーションなどもあります。

精神科の訪問看護は医療保険での訪問になるため、売り上げを上げやすく、集客できれば安定した経営ができるといった特徴があります。

このときのリハビリは作業療法士のみ可能といった制度もあるため、理学療法士は就職は難しいかもしれません。



今後は良い訪問看護ステーションが生き残り、その他は淘汰されていくことになります。

では、良い訪問看護ステーションはどのように見極めたらよいでしょうか?

すでに述べましたが、訪問看護ステーションが倒産する原因で一番多いのが、看護師の人員基準が不足して倒産するパターンです。

なので、訪問看護ステーションにどのくらい看護師さんがいて、勤続年数はどのくらいなのかをみることで、おおまかなイメージが掴めるかと思います。

訪問看護ステーションをみるうえでひとつのポイントになります。

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まとめ

今回は訪問看護ステーションをみてきました。

訪問看護ステーションの増加によりいろいろな特色を持ったステーションが登場しています。

病院で療養するのではなく、在宅で生活することも増えてきているため、介護保険分野は今後も注目されていく分野です。

そのため、理学療法士の転職先として候補に挙がりやすいと思います。

転職する際には訪問看護ステーションの特色や中身をしっかりみていくことが大切ですね。

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